こんにちは。
マレーシア留学ネットの山根です。
今日は、将来の進路選択を考える高校生またはその保護者の方に向けて将来を考えた高校生の賢い進路選択について書いてみたいと思います。
あなたは、将来何になりたいという明確な夢がありますか?
私は、大学付属の高校に通っていたため、大学受験の勉強はしませんでした。しかし、大学進学の確約がありました。ただ、肝心な大学に進学する目的を見つける事ができませんでした。
もし、あなたが既に明確な夢を持っているならば、それに向かって進んでいけばいいでしょう。ただ、高校時代から将来の明確な夢を持っている人はごくわずかでしょう。社会に出た事もないからいくら考えても社会の事は分からないかもしれません。
日本が高度経済成長中の70、80年代には有名大学に進学して、大手企業に就職すれば、一生安泰という時代もありました。
しかし今は、皆さんもニュースや新聞でご覧になった事があるかもしれませんが、世界的に有名な大企業が大きな赤字を出したり、大量のリストラを実施したりしています。
もしかしたら他人事ではなくあなたの周りでもお父さんやお母さんがこういう対象にあったお友達とかを目のあたりにしたことがあるかもしれません。
ご両親が苦労されていて、将来は安定した公務員がいいと言われている方もいるかもしれません。
でも、よ~く考えていただきたいのは、日本という国自体が生まれたばかりの赤ちゃんからお年寄りまで含めて1人あたり何百万円という借金を抱えています。この借金は無限に増やしていく事はできません。
そう考えると、今は安定そうに見える公務員もそのうち、リストラをせざるを得ないかもしれません。大企業だってかつては倒産するなんて誰も考えていませんでした。公務員だってリストラされないなんて言い切る事はもはやできないでしょう。
いきなり、重い話、暗い話ばかりを書いてしまいましたが、あえて書きました。適当な進路選択をしても将来何とかならない時代になっているからです。
でも、だからと言って、皆さん全く悲観的になる必要はありません。私は、こういう時代だからこそ、逆に皆さんは本当に幸せだと思います。
景気の良かった時代は、頑張った人も頑張らなかった人も皆ある程度幸せになれるので、頑張り甲斐が少なかったように思います。しかし、今の時代は、成長し続けられる人と頑張らなかった人の差が目に見えるほど大きくなってきています。人生前向きに生きようと思う人には生き甲斐がある時代です。
さて、こういう厳しい時代を生き抜いていくためには、あなたはどういう力が必要だと思いますか?
逆に、リストラされる人は、なぜリストラされるのでしょうか?
2012年に25歳で最年少上場を果たしたアルバイトの情報サイトなどを運営するリブセンスの村上 太一氏はこのように言っています。
『重要なのは、どんなことがあっても生きていけるスキルを身につけておくこと。真の安定というのは、自分自身にスキルがある事です。』
私は、このスキルというのは、付加価値の事だと考えます。
例えば、日本で日本語が話せてもあなたのまわりの多くの人も日本語ができます。だから誰もあなたが日本語ができる事を評価しません。
例えば、あなたが自転車に乗れるとします。もし乗れない人がいたとしても少し練習すれば乗れるようになるでしょう。つまり簡単に他の人もできる事でも評価されません。
リストラもあなたしかできない付加価値を持っていたら起こりません。工場等が閉鎖されるのも、日本以外でも製造が可能となると、人件費が高い日本よりも、人件費が安いアジア等の国に移転すれば会社はもっと儲かるからリストラが発生するのです。
あなたは、高校卒業後、どういう進路をとって、自分にスキル(付加価値)をつけますか?
付加価値のポイントは、
・多くの人が手にしていないもの
・他人が簡単には手に入れられないもの
です。
考えてみて下さい。
どうしても思いつかない方はこちらをご覧下さい。