こんにちは。
マレーシア留学ネットの山根です。
先日、『留学して果たして英語ができるようになるのか?』というお話をしましたが、今日は、海外生活をしたことがない人でも直感的に分かるように日本語から考えてみたいと思います。
英語にしろ、中国語にしろ、マレー語にしろ、語学は誰にでも習得する事ができます。現に、日本で生活しているあなたは、日本語ができています。言語障害等特別な事情がない限りは、あなたのまわりの人はみんな日本語を話しているはずです。
これが、『語学は誰にでも習得する事ができる』という私の根拠です。しかし、『留学して果たして英語ができるようになるのか?』でも書きましたが、たとえ海外で生活しようとも楽して習得する事はできません。
私は今『あなたのまわりの人はみんな日本語を話しているはず』と言いましたが、漢字の読み書きが得意な人、苦手な人、四字熟語や慣用句をたくさん知っている人、知らない人がいるはずです。
漢字の読み書き、四字熟語、慣用句が得意な人は、本を読むのが好きだったり、学校の勉強を頑張っていたり、両親、祖父母等周りの大人が日頃から会話の中で『猪突猛進』とか『猫に小判』とか四字熟語や慣用句をたくさん使われている可能性があります。
逆に苦手な方、知らない方は、小さい頃からあまり本や新聞に触れてこなかった、学校の勉強はあまり一生懸命してこなかった、周りにあまり小難しい言い回しをする人がいなかったかもしれません。
私は、昨年の年末に年賀状を買いに郵便局に行った際、前の方が持参した切手で年賀状を購入しようとされていました。すると、郵便局の方から、
『できれば、現金でお願いします。』
と言われていました。私の前のお客さんは、再度、
『切手でお願いします。』
と答えました。すると、再度郵便局の方も、
『できれば、現金でお願いします。』
と言われます。その人が『?』となっていると、別の郵便局の方が、
『年賀状は特別郵便になりますので、現金のみの取り扱いとなります。』
と言われたと思います。対応していた郵便局の方は、50代ぐらいの見た目も、日本語のアクセントもどう見ても外国人には見えないどこにでもいる日本人男性でした。しかしこの方は、フォローされた郵便局の方の言葉から『できれば』という日本語の意味を正しく理解していませんでした。
『できれば』は辞書を調べてみると『可能ならば。出来ることならば。』(大辞林)と説明されています。
つまり、2つ以上の選択肢(今回の例の場合、『現金』又は『切手』という選択肢)がなければ使えないのに、『現金』という1つの選択肢しかないにも関わらず『できれば』を誤用されていたので、郵便局の方とお客さんの間でコミュニケーションが成り立っていませんでした。
これは、日本人だからと言って日本語が必ずしも正しく使えるわけではないというよい例でしょう。
あなたの兄弟や親せきの中に小さい子供がいる場合、子供は大人の言う事、やる事をよく観察して無意識のうちに真似している事に気づかされるはずです。女の子のよくするおままごとなんてまさにそうだと思います。
そして、小学校に入ると、漢字の書き取りテスト等、学校でなかったでしょうか?
思い出していただけましたか?
つまりあなたは、日本で生まれて、ぼ~っとしていたから日本語ができるようになったのではなく、小さい頃から学びつづけた事で今の日本語力があります。
英語圏の方も同じで、その国で、ぼ~っとしていて英語を身につけたわけではなく、10年以上の長い年月をかけ、学び続けているので今の英語力があります。
私が香港で3年半も暮らしておきながら、英語も中国語も全くできなかったのは、日本人学校に通い、家でも学校でも日本語のみで生活しており、英語も中国語も必要としなかったからです。また、英語や中国語を身につけようとも思いませんでしたし、努力も全くしませんでした(恥)
こんな私でも、目標を持って臨んだ留学を通して、英語と中国語を習得する事ができました。もちろん、香港での生活とは全く異なります。現地にどっぷり浸りました。
『マレーシアに行けば何とかなるだろう』と思われているようでは、語学は習得する事は難しいと思いますが、あなたが本当に英語、中国語、マレー語を身につけたいという思いがあれば、マレーシアには、実践練習する最高の環境がありますので、あなたも語学を習得する事ができますよ!!
語学を習得するためには、留学期間も大切な事は、『駅前留学で英語ができるようにならない理由』をご参考にして下さい。
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