こんにちは。
マレーシア留学ネットの山根です。
今日は、『学生の質の高さ』についてお話をします。
マレーシアは、基本的に留学生のアルバイトが認められていません。
私個人的には、これはマレーシア政府のとても良い政策だと思います。(日本政府もマレーシアから学ぶべき点だと思います!!)
日本にもたくさん留学生がいますが、彼ら(彼女ら)に『なぜ日本に留学したのか?』という質問をすると
『日本語を勉強したいから』
『日本が好きだから』
『日本の文化に興味があるから』
というような答えがよく返ってきます。しかし、仲良くなって更に突っ込んで聞いていくとこれらは、建前の理由で、結局
『お金を稼ぎたい』
というのが本当の理由の人が少なくありません。
私の学生時代の友人も月に30万円もアルバイトで稼いでいる人がいました!?
30万円と言ってもピンと来ないでしょうから、具体的に考えてみますと、例えば時給800円の仕事をしたとすると
300,000円÷800円=375時間/月
20日間アルバイトすると1日18.75時間
25日間アルバイトすると1日15時間
アルバイトしないと月30万円という数字にはなりません。
1日10時間以上もアルバイトして、寝る時間を除くといつ学校に行くんでしょうか?(泣)
そう、授業に出ずにアルバイトばかりしているのです。
私の友人たちはさすがに授業には出ていましたが、授業が終わるとすぐにバイトに行って毎日深夜まで働いていました。
これでは、交流する時間もありません(笑)
ただ、日本の場合、留学生に対するアルバイトを禁止すると、留学生の数は大幅に減るのではないかと思います。
逆にマレーシアは、アルバイトが基本的にできなくても、たくさんの国から留学生が集まっています。要は、留学という名の就労(仕事をする事)を目的とした学生が少なく、本気で学ぶために人が集まっています(=学生の質が高いです)。
日本の大学生と話をしていても留学生が比較的多い学校の学生でも、思っていたものと違ったとご相談をいただくケースが少なくありませんが、
そう言われる(感じる)理由は、留学生の質が悪い(=勉強以外の目的の学生が多い)からだと思われます。もちろん、日本にも一生懸命学んでいる優秀な留学生の方もたくさんおられますよ(・A・)9
ただ、日本の優秀でもない学生に奨学金を出しまくったり、アルバイトし放題の現状は見直さなければならないのではないかと思います。
質の高い学生の中で、質の高い教育を受ける。
これは自分の人生を考える時にとても大切だと思います。
なぜなら、あなたが仲間たちから影響を受けて成長するように、仲間たちもあなたをはじめとした他の仲間たちからよい影響を受けて成長していくからです。社会に出てからもそういう人たちは、人財と呼ばれる、社会から必要とされる人になる可能性が高く、そのような人たちとたくさん結ばれているというのはあなたにとってお金で買う事が出来ない一生涯の大きな武器(財産)となるからです。