こんにちは。
マレーシア留学ネットの山根です。
今日は、『語学留学におけるよくはまる誤解』についてお話をします。
マレーシアの語学学校に留学されている学生さんから、たまに
『山根さん、中学レベルの文法をやっていて簡単すぎます。意味ないです(・A・##)9』
と連絡を下さる方がおられます。
じゃあ、この学生は、英語がペラペラかというと、日常会話すらままならないパターンが大半です。
突然ですが『瑰麗』、あなたはこれをどう読むか知っていますか?
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では、『胡乱』は、どうでしょう?
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あなたが、日本人なら一般常識ですよね!!
って、2つとも読めましたか?この2つの漢字は共に漢字検定1級に出題されている問題です。
1つ目、『瑰麗』は、『かいれい』、
2つ目、『胡乱』は、『うろん』、
と読むそうです。
今、あなたに私は、読み方を教えましたが、ひらがなにして意味が分かりますか?
たぶん、このブログをご覧になっている方の大半が、日本人なのに、日本語の漢字の読み方ならず、意味すら分からないと思います。
逆に、この漢字が読めて、意味もしっかり分かった方は、かなり日本語力が高いです!!
(余談ですが、瑰麗(かいれい)は、すぐれて美しいさま。胡乱(うろん)は、疑わしく怪しい事。です。)
さて、話を元に戻して、
上記のような漢字検定1級の常用漢字以外の漢字が読める事と、日本語が話せる事は別問題ですよね?
漢字検定1級の漢字が読めなくても、あなたは、ペラペラ日本語を話せています(・A・)99イェーイ
日本人が英語、特に文法に難しさを求めるのは、学校教育英語や受験英語の影響です。
難しい文法を学びたい場合は、マレーシアの語学学校に留学するよりも、あなたの近所にある高校、大学受験向けの学習塾に通われた方があなたが満足できるものを得る事が出来ます。
ただ、今こうしてあなたがマレーシア語学留学を考えている様に、学習塾では、コミュニケーションツールとしての英語(英会話)を身に付けることはできないでしょう。
マレーシアの語学学校では、あなたが、既に中学、高校レベルの文法をしっかり身に付けている場合、文法に関しては、正直な所、新たに学ぶ事はないでしょう。
特に多くの民間の語学学校は、語学留学を考えている人の多くが期待するスピーキング(話す)、リスニング(聞く)に特にフォーカスしています。
日本語でも、私たちが日常的に使っている言葉は、単語にしても、文法にしてもとても基本的なものが多いです。
特に日常会話もままならないようなレベルのクラスで、英会話を教える上で、難しい文法は必要ないので学校側はあえて、そのような内容は教えません。
そのため、文法だけをとるとあなたが既に知っている内容で物足りないように感じると思います。
では、日本人にとって、文法の授業は無駄かというとそうではありません。
あなたが、マレーシア留学を通して、コミュニケーションツールとしての英語を身に付けたいのならば、文法の授業は、あなたのリスニングを鍛えるのにもってこいの授業です。
あなたは、文法自体は既に知っています。つまり、先生が何を言おうとしているのか先に知識として持っています。
あなたが、しないといけないのは、
『あ~、それ中学1年生の時に習ったよ!』
と無意味な内容と判断する事ではなく、先生がどういう言い回しを使って説明しているのかを学ぶ事です!!
通常、高い英語力がないとなかなか細かい言い回しまで聞く事が難しいのですが、相手が話す内容を知識として持っている場合は、どういう展開になるか予測(先回り)できるので、知識があなたのリスニング力を助けてくれるので、より深く聞き取る事が出来ます。
文法を説明するのに先生が使われる、言い回し、表現こそ、あなたが知らない新たな学びになります。
しかも、語学学校の先生は、英語を教えるプロフェッショナルですから、あなたが所属するレベル(クラス)に合わせた、単語、表現を使いますので、あなたがマレーシアでの日常生活ですぐに使える生きた知識になります。
日本の学校教育の英語は、駄目だという人に限って、『難しさ』を追求する学校・受験英語のやり方を好まれる方が多いです(笑)
今までやってきた勉強の仕方では、英会話ができるようにならないのに、そのやり方で、違う結果を求めても無理です!!
あなたが、本気で英会話をものにしたいのならば、今までやってきたやり方とは異なる勉強方法を受け入れる環境変化への対応力を持つ事が大切ですよ!!