”留学をしたら英語力が伸びる”
これって、よく考えたら短絡的すぎるし、ヘンではないでしょうか。
そもそも留学というのは語学を習得する手段の一つに過ぎないはずです。
そうにも関わらず、留学をする”だけ”で語学力が伸びるという勘違いをしている人も多いと思いますし、実際、僕もそうでした。
しかし、もっとも大切なことはコミュニケーションを余裕でとれるくらいまで事前に語学力を上げておくことです。
そこで、今回の記事ではどうしたら言語力は効率良く、かつ、コスパ良く伸ばせるのか、また、留学はどういった位置づけで利用すればいいのかを考えていきたいと思います。
努力無しでは伸びっこない
赤ちゃんは最高の言語学習者であるという話をTED Talks かなにかで聞いたことがあります。
思い返すまでもなく、私たちは日本語を意識せずとも身に着けたわけですからこれには納得がいきますよね。
ただ、もう(残念ながら)私たちは赤ちゃんではないわけですから、「ほかの人たちが特定の言語を話している環境にいるだけで(≒留学)その言語を習得できる」なんておいしい話は無いわけです。
だから、留学をして異国で生活する”だけ”ではやはり意味がないし、なんらかの努力をしないと語学は身につかないよね、というのが僕の考えです。
単語学習は国内でもできる
英語を堪能に話したり、聞いたり、読んだり、書いたりするうえで一番重要なのは単語であると僕は考えています。
たとえば、僕たちが日本語で自分の言いたいことや考えを繊細に表現できるのはたくさんの日本語単語を知っているからではないでしょうか。
そんなこんなで単語をたくさんしっていることは非常に重要な訳ですが、冷静に考えるまでもなく、それは日本でもできることに気が付くでしょう。
”海外で生活していく中でだんだんと単語も身につくのでは?”
それもたしかに否定はできません。ただ、明らかにペースが遅いです。
生活の中で聞こえてきた単語をだんだんと覚えていくのと、単語帳の単語をバーっと覚えるのでは、やはり後者のほうが早い。
さらに、留学中に単語の学習をするということは留学の費用を払って英単語学習をしているということに他なりませんから、本当は国内でもできるのに。。時間も費用ももったいない。。ということになってしまいます。
”留学=英語に触れる機会を増やす”は成り立つか?
留学をしたら友達をたくさん作って、アクティビティーに参加して、英語にたくさん触れよう!
きっと、理想の留学像とは上記のようなものではないでしょうか。
しかし、これらには他者の存在が大きく絡んできます。友達も他者、アクティビティーの他の参加者も他者。。
その人たちは決して、あなたの英語を改善させなければならないという義務もないわけですし、さらに、もしあなたが内気で引っ込み思案なら、そもそもその人たちの輪にいきなり突っ込んでいって話せるかという問題も出てきます。
つまり何が言いたいかというと、要素が不確定すぎる。
最初に述べたような理想の留学ができたら英語に触れる機会は激増するでしょうが、その理想の留学ができるかどうかが不確定すぎます。
結論としては、留学をしても本当に英語に触れる機会が増えるのかわからないということになってしまうわけです。
オンライン英会話で確実に英語に触れる機会を増やそう
最近はCM等で知っている人も増えているのではないでしょうか。オンライン英会話。
留学では英語に触れる機会が増えるかわからないという話をしましたが、オンライン英会話であれば日本国内にいても確実に機会を増やせます。
先生の質などあるとは思いますが、すくなくとも先生と僕たちだけの話す場が用意されるわけです。
費用も留学に行くより抑えられると思いますし、仮にいまは高校に通っているという方でも帰宅後に空き時間を縫って行うことも可能です。つまり柔軟に利用できます。
その日に覚えた単語を使って会話をしてみようとか、アウトプットの場として活用するには申し分ないとおもいませんか?
さいごに:留学が無意味なわけではない
ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございます。
留学するよりもいい方法は他にあるという考えをここまで述べてきましたが、留学だっていいところはあります。
コミュニケーションをとることも自分の意思を伝えることもできない状態で留学に行くことは間違いだと断言しますが、
努力してある程度まで話せるようにして留学に行けば、より洗練された英語を話すことができるようになると思いますし、
留学には語学力の向上以外にも異文化と触れる側面が多く含まれています。
海外のいいところにも気が付き、日本のいいとろにも気が付く、非常に価値の高い経験だと僕は考えています。
だから、ただいきなり留学に行くのではなく、国内でできることは最大限やってその価値を最大化しましょう!